この15年間でJust Blazeはヒップホップの音楽と文化の代名詞となった。90年代後期から著名なアーティストの楽曲制作に携わり、Jay-Zの『The Dynasty: Roc La Familia』と次なる作品『The Blueprint』の収録曲のほとんどをプロデュース。そして彼が手がけたCam’ronの「Oh Boy」が2002年の夏に大ヒットしたことにより、彼は国際的に評価されるプロデューサーの1人となった。以来Snoop Dogg、Usher、Mariah Carey、Kanye West、Talib Kweli、Busta Rhymes、Rick Ross、Drakeなどあらゆるアーティストのプロデュースを務めてきた。

またEminemがグラミー賞を受賞した復帰作『Recovery』の5曲を制作し、ViacomのDJコンペティションショー『Master of the Mix』の司会を務め、DrakeやKendrick Lamerのヒット曲のプロデュースも担当している。最近ではLudacris、FabolousとJay-Zとともに新しいプロジェクトの準備をし、Jay ElectronicaのRoc Nationからのデビュー・アルバムのエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ね、20世紀フォックスの『アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険』で使用されたサウンドの制作を担当するなど、彼のキャリアは衰えを見せることが無い。